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東京都豊島区高田1−26−6
都電荒川線面影橋駅から徒歩4分


両側眼瞼痙攣の鍼灸治療
50代女性 初診 9月22日 1年前頃より、右目の下眼瞼に痙攣が起こり、特に朝起床時に起こりやすい。 痙攣も継続して治らず3ヶ月前より日々強くなるのを感じ、インターネットをみて当院の治療を希望して来院された。 西洋医学的に、片側顔面痙攣の場合は、脳血管に問題がある事が多いが、基本的に両側に出ることは殆どない。それと比べて眼瞼痙攣の場合は、自律神経の乱れやストレスと言われることが多いが、中医学的に症状から治療をしてみる。 ◎中医学的診察 望診 舌尖紅苔少 聞診 声小さく力なし 問診 1年前より右下眼瞼痙攣が起こり、初めはお酒を飲むとぴくぴく痙攣して、そのうち朝もぴくぴく痙攣するようになった。今年に入り痙攣の頻度が増えて、人と会話時に痙攣が止まらず困っている。 初めは飲酒のせいかと思い、お酒を控えたが痙攣が治らず、右目に留まらず、左眼瞼の上の方も痙攣する様になってしまった。 仕事はデスクワーク、首肩腰痛みあり。 睡眠は24時頃就寝するが、眠り浅く目覚めやすい。3時頃目が覚めて夜間尿1回、朝まで眠れない事もある。 普段はよく鼻水が出て鼻も詰まりやすい

shirouchi
11月24日読了時間: 3分


癌免疫力向上の鍼灸治療
42歳 女性 昨年乳癌再発の患者様で、現在乳癌Stage4で 抗がん剤治療と併せて鍼灸治療を行っている。 抗がん剤の影響は身体に強く影響して、白血球減少を引き起こす。治療の目的は、抗がん剤治療による副作用や伴う症状対して緩和治療と、癌と闘うために免疫力を高める事である。 今回、ご紹介するのは、中医学における扶正治療であり、邪気に犯され消耗した気を補い正気を高めるための治療である。 扶正五要穴は、胸の胸骨と肋骨の間で、ちょうど胸肋関節の間のツボであり、上から5個左右合わせて10個ある。 このツボは、中医師である我が師の〝呉澤森先生〟の家系に代々伝わる、秘伝のツボである。数多くの患者様の治療から白血球増が見込める有益なツボである。 ここに、カマヤミニ灸を据える。お灸自体に免疫力向上作用があるが、このツボを使う事でより一層の向上を期待できる。 治療は実際に、中医学における弁証論治から導くツボの選択に加えて、この扶正五要穴を使う。併せて、百会の棒灸、神闕の箱灸などお灸を多めに使用しながら全身治療していく。 以前、抗がん剤を行った翌日など熱っぽい事はあった

shirouchi
11月2日読了時間: 2分


右変形性膝関節症(OA)の鍼灸治療
70代女性 1ヶ月前より右膝の痛みが強くなり歩行や階段の登り降りも大変になってしまった。整形外科を受診すると変形性膝関節症と診断され、消炎鎮痛薬や湿布等も出されたが、多少の疼痛緩和でしかなかった。インターネットで鍼灸治療が膝関節症に有効と知り当院を希望して来院される。 まず、変形性膝関節症(OA)は、50歳以上の女性や、肥満傾向の方に多いとされている。 特徴としては、殆どの場合、関節の変形、腫脹、疼痛、可動域制限がみられる。 X線画像では、関節裂隙の狭小化や骨棘形成、軟骨下骨骨硬化像など認められたりする。 膝関節は膝蓋骨と大腿骨、脛骨、腓骨によって構成されているが、軟骨下骨がすり減り摩耗して、変形腫脹しO脚を呈する事が多い。 ◎中医学的診断 病状自体は器質的疾患で、鍼灸治療においても、局所治療をメインとした治療となるが、先ずは診察してみる。 中医学的には、様々な弁証方法があるが、 今回は運動器疾患のため、西洋医学的解剖学と経絡弁証を用いて治療を行う。 中医学において、50歳を過ぎて年齢と共に徐々に腎精が少なくなってくる為、骨や精髄が弱くなり腰や膝

shirouchi
10月19日読了時間: 4分


ばね指(ロッキング)の鍼灸治療
60代女性 主訴 右肩の痛みと左手中指のバネ指 初診 9月3日 左中手指節関節のばね指によるロッキング症状。以前より慢性的な腱鞘炎はあったが、最近1ヶ月で指の曲げづらさと痛みも強くなった。 ばね指は、腱鞘炎の一種であり、弾発指ともいう。手の母指に起こることが多いが、示指、中...

shirouchi
9月14日読了時間: 2分


一年間続いた腹痛が改善した
10歳 男児 経過 昨年2月より腹痛が継続してる。 朝起きると腹痛で小学校に通えない日が多くなり、現在ほぼ不登校となってしまった。 病院受診して、過敏性腸症候群の診断を受け、 ストレスの関与もあると指摘されるが思いあたらない。...

shirouchi
8月27日読了時間: 3分


部分的な皮膚痒みの鍼灸治療
50代女性 今回紹介の患者様は、コロナワクチン後遺症や化学物質過敏症を患っており、普段より全身の蕁麻疹に悩まされています。 特に左膝上に3cmほどの皮膚乾燥部分があり、 痒みが強くたまらない。そのため、全身の鍼灸治療と併せて、今回はお灸を試してみました。...

shirouchi
8月5日読了時間: 2分


飛蚊症に鍼灸治療が有効!
70代女性 以前眼瞼痙攣にて治療していた患者様ですが、本日嬉しい報告があった。 現在行なっている眼瞼痙攣の治療は、痙攣や眼瞼下垂も改善してクランチ眼鏡も付けることも無くなったが、今回の報告は、他の症状で飛蚊症もあったが、今まで見えていた黒いゴミのようなものが消えて見えなくな...

shirouchi
7月30日読了時間: 2分


精神不安症 鍼灸にて改善
40代男性 昨年10月より、精神不安症、パニック症候群にて、精神薬服用しながら鍼灸治療を続けてきた患者様です。 初めて来院時は、不安感、不眠や頭痛、めまい、動悸、息苦しさ、手汗、眼精疲労、肩凝り、胃の不調など消化器症状など様々な症状があり治療を継続してきました。...

shirouchi
7月25日読了時間: 2分


吸角で分かるストレス反応と肩凝り
20代男性 慢性的な頸肩凝りや、夜寝ているのに常に眠い症状に悩まされ来院される。 実は首肩凝りは、姿勢や局所筋・筋膜などの運動器だけの問題でない事もあり、自律神経やストレスなどが関係している事が多々ある。 この患者様は、過敏性腸症候群も患っており、自律神経とストレスによる関...

shirouchi
7月3日読了時間: 3分


睡眠時無呼吸症候群に鍼灸が有効!
50代女性 コロナワクチン後遺症にて、5月24日から週3回治療している患者様です。 後遺症にて様々な症状や疾患を患っていますが現在、化学物質過敏症と併せて睡眠時無呼吸症候群があり、睡眠外来にてCPAP療法(持続陽圧呼吸療法)を行っている。...

shirouchi
6月22日読了時間: 2分


眼瞼痙攣の鍼灸治療
70代女性 眼瞼痙攣を発症して十数年になる。両目共に症状があるが、特に右目の下瞼がピクピクと痙攣が起こり、目の痛みもあり眩しく辛い。 ボトックスをしていないと眼瞼が鉄板の様に重く下垂して見えづらいため、クランチ眼鏡を使用している。...

shirouchi
6月20日読了時間: 4分


美容鍼灸で フェイスライン上がります
当院は中医学に基づいた鍼灸治療を行なっていますが、時に美容の鍼はやってますか?と聞かれることが多くあります。 基本的には、病気の治療がメインのため 病気の治療を優先しますが、 美容鍼灸もご希望があれば対応しております。今回の患者様は、以前は病気で当院にかかられてましたが改善...

shirouchi
6月18日読了時間: 2分


コロナワクチン後遺症の鍼灸治療
50代女性 令和3年9月コロナワクチン(モデルナ)を打って直後より喉に違和感を感じて痒みが耳、首筋に生じた。続いて胸元も痒くなり真っ赤に腫れ出しアナフィラキシーを起こした。 以降、様々な全身症状が起こり、強い倦怠感、強い眠気に未だに昼間も寝たきりの生活となっている。...

shirouchi
6月14日読了時間: 3分


声帯麻痺(反回神経麻痺)の鍼灸治療
50代男性 昨年5月に、急に意識を失い救急搬送される。脳の硬膜動静脈瘻オペで気管挿管して以降、声帯麻痺となり片側の声帯が麻痺しているため、常に嗄声の状態で声が出しづらい。 先日、痰がらみと咳で症例紹介した患者様であるが、痰がらみや咳・鼻水は症状は2回の治療でほぼ改善して現在...

shirouchi
4月29日読了時間: 3分


帯状疱疹急性期の鍼灸治療
30代女性 1週間前から右胸の下脇から背中の肩甲骨にかけて突然痛みだした。2〜3日で一度緩解したが、昨日夜寝る前に痛みだして夜も2時間ほどしか眠れない。たまらず近医内科に受診して血液検査などしたが特に異常なく原因が分からず、肋間神経痛かもしれないとのことだった。...

shirouchi
3月10日読了時間: 3分


痙性斜頸 鍼灸治療と効果
50代男性 前回ご紹介した患者様 今年の1月からご来院いただき、現在週2回ペースで通院されている。 効果は、結構早い段階から出てきたが、 かなり首の緊張が取れてきて、痙性が出にくくなってきている。 通院前は、勝手に首が右に向いてしまい...

shirouchi
2月20日読了時間: 2分


痙性斜頸(頚部ジストニア)の鍼灸治療
50代男性 5年前より発症。初めは冬になって首が引きつれるが、寒さも緩和して春になると治ってしまったので、気にせずにいた。 そして次の冬が来て寒くなると、また首が引きつれて、自分の意思とは関係なく首に力が入ってしまい、自分の意思とは関係なく首の筋肉が収縮して右を向いて左を向...

shirouchi
2月4日読了時間: 3分


右下腿外側の張りと足底違和感の鍼灸治療
56歳男性 昨年11月より治療 近医診断により腰部椎間関節症・脊柱管狭窄症・坐骨神経痛と診断され腰痛と右大腿部の痛み、右足関節可動域悪く普段歩いていると足を引きずって歩いている。 右足下垂により力が入らず、歩きづらさがあり右足裏の第2趾下の部分に綿が入ったような感覚がある。...

shirouchi
1月30日読了時間: 2分


脊柱管狭窄症による大腿部痛の鍼灸治療
脊柱管狭窄症により下肢特に大腿部前面に痛みが強くなり来院。すべり症もある。 来院時は、杖歩行前傾姿勢で動作緩慢。 MRI画像では、腰椎2.3.4.5番と間が狭くなっており神経圧迫している事がわかる。 症状から上部腰椎の狭窄が特に悪さをしている。腰椎は、前弯が強く骨盤前傾位の...

shirouchi
2024年12月8日読了時間: 2分


家庭画報に掲載されました。
12月1日発行の家庭画報2025年1月号に、 鍼灸師の特集で掲載されました。 素敵な雑誌に掲載頂いたこと感謝しております。家庭画報の編集部様、私をご紹介くださった先生方有難うございました。 この場を借りてお礼申し上げます。 多くの方に、鍼灸の素晴らしさが届けばと思います。...

shirouchi
2024年11月28日読了時間: 1分
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