
飛蚊症に鍼灸治療が有効!
- shirouchi

- 7月30日
- 読了時間: 2分
更新日:7月30日
70代女性
以前眼瞼痙攣にて治療していた患者様ですが、本日嬉しい報告があった。
現在行なっている眼瞼痙攣の治療は、痙攣や眼瞼下垂も改善してクランチ眼鏡も付けることも無くなったが、今回の報告は、他の症状で飛蚊症もあったが、今まで見えていた黒いゴミのようなものが消えて見えなくなったとの事。
飛蚊症は、目の硝子体の濁りが原因とされているが原因も様々で、最も多いのは、加齢による生理的飛蚊症だが、病的なものでは糖尿病性網膜症や網膜裂孔、網膜剥離、ぶどう膜炎などの眼球を囲う膜の炎症や損傷による疾患など様々である。
眼瞼痙攣の局所治療では、目の周りのツボを用いて行なっているが、今回は良き相乗効果であると考えられる。
目の血流循環も良くなり、眼房水の流れも良くなり房水液は吸収されたのではと推測する。
以前にも他のブログにて、お話した事があり、
鍼灸治療には、「異病同治」と言って、
異なる病も同じ治療法を用いて治すという言葉がある。全身は経絡にて繋がっており、今回使用したツボも眼瞼痙攣だけだなく、他の目の病に有効であった事が分かる。
鍼灸治療をしていると、このような事は良くある。なかなか狙ってできるものではない。
何故なら、同じ病気でも個人で身体の状態が各々違うからである。西洋医学の様に、薬を飲めば治るというものではない。
西洋医学における病名は、西洋医学的な画像検査や病理検査、血液検査、様々な検査法において、その結果より医師が診断して病名をつけ、原因や根拠がそこにはある。それに対して処方し治すのが西洋医学である。
そのため中医学鍼灸治療においては、西洋医学の病名に対する治療法は存在しない。
しかし、中医学の視点で見れば、その病気から見えてくる症状や全身の状態を望診、問診、聞診、切診の四診にて弁証論治をして治療する事ができる。身体の状態を把握して全身治療を行い、病状が変わり良い方向へ改善する事は充分にある事だと思っている。改めて、中医学は面白い。
本日は、患者様からの下記メールをご紹介しました。あなたのお辛い症状に対して、中医学の鍼灸を受けてみたいと思う方はぜひお待ちしてます。

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早稲田はりきゅう院



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