
癌免疫力向上の鍼灸治療
- shirouchi

- 8 時間前
- 読了時間: 2分
42歳 女性
昨年乳癌再発の患者様で、現在乳癌Stage4で
抗がん剤治療と併せて鍼灸治療を行っている。
抗がん剤の影響は身体に強く影響して、白血球減少を引き起こす。治療の目的は、抗がん剤治療による副作用や伴う症状対して緩和治療と、癌と闘うために免疫力を高める事である。
今回、ご紹介するのは、中医学における扶正治療であり、邪気に犯され消耗した気を補い正気を高めるための治療である。
扶正五要穴は、胸の胸骨と肋骨の間で、ちょうど胸肋関節の間のツボであり、上から5個左右合わせて10個ある。
このツボは、中医師である我が師の〝呉澤森先生〟の家系に代々伝わる、秘伝のツボである。数多くの患者様の治療から白血球増が見込める有益なツボである。
ここに、カマヤミニ灸を据える。お灸自体に免疫力向上作用があるが、このツボを使う事でより一層の向上を期待できる。
治療は実際に、中医学における弁証論治から導くツボの選択に加えて、この扶正五要穴を使う。併せて、百会の棒灸、神闕の箱灸などお灸を多めに使用しながら全身治療していく。
以前、抗がん剤を行った翌日など熱っぽい事はあったが、それも直ぐにひき、酷い副作用も殆どなく、食欲もあり、睡眠も取れて普通便もでており、仕事も継続できている。
白血球数が一時期は減少して1000を切りそうな時もあったが、鍼灸の効果もあり3000くらいまで上がったりと白血球数も上がり下がりしながらきている。
抗がん剤と鍼灸治療を行い、早い段階で癌マーカーも下がり癌が縮小しているため、12月にオペを予定している。うまくいけばこのまま乳癌を取り除く事ができる。
長いトンネルに光が見えてきた!トンネルから出られるよう日々、癌と闘う患者様と一緒に病気と闘い、昨日より今日。今日より明日と良い状態になる様継続していく。
最近、寒くなってきておりインフルエンザも流行し始めている。今は、風邪やウイルス感染に特に気をつけなくてはならない。
身体を暖めて、しっかりと食事を摂ることが重要。養生しながら無事にオペを受けれるよう支援しながら治療していきたい。



コメント