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部分的な皮膚痒みの鍼灸治療

  • 執筆者の写真: shirouchi
    shirouchi
  • 8月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:8月6日

50代女性

今回紹介の患者様は、コロナワクチン後遺症や化学物質過敏症を患っており、普段より全身の蕁麻疹に悩まされています。

特に左膝上に3cmほどの皮膚乾燥部分があり、

痒みが強くたまらない。そのため、全身の鍼灸治療と併せて、今回はお灸を試してみました。

先ずは、皮膚が乾燥している部分に

「囲い刺」という方法で、症状がある乾燥している部分を囲う様に針を刺していく。

この刺し方は、本来腫瘤部や、部分的な炎症などの周り箇所に行うと腫瘍が小さくなったり、炎症が引いたり等効果のある刺し方です。


次に乾燥部分の外側であり、刺した鍼の間にお灸を施灸していくのだが、直接お灸を据えると熱いため、紫雲膏を塗りその上に米粒大に捻ったお灸を据えて、お灸を燃やし透熱灸を行います。


透熱灸は、直接手で捻りお灸を据えていくが、

皮膚に直接接触しているため熱い。

お灸自体はつーんと鋭い痛熱い様な感覚が一瞬起こり、患者様に都度熱い感覚があるか確認しながら各四ヶ所に5壮ずつお灸を据えました。


お灸を終えて、全身の鍼を抜鍼して終了。

施術後に、ご本人が痒み部分を触りながら痒くないと、喜んでいたので良かったです。


直接灸のため、後から水疱が出来る事もある旨伝え、その際の対処法もお伝えして今回の治療は終わった。

普段は、間接灸であるカマヤミニ灸や棒灸、灸頭鍼などを用いているが、時に症状に合わせて直接灸を行うのもよい。

本日は、囲い刺による透熱灸の紹介でした。


夏は暑いが、冷房により身体を冷やしている方も多く、お灸は自律神経を整えたり、冷えた身体を温めたりとよく効きます。是非ご興味ある方はお試しください。


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早稲田はりきゅう院









 
 
 

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