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1ヶ月前から続くアキレス腱の痛み治療

  • 執筆者の写真: shirouchi
    shirouchi
  • 20 時間前
  • 読了時間: 3分

60代 男性

初診 8月15日


1ヶ月前頃、朝の通勤時に歩いていて右足内側に痛みを感じており、1週間前に整形外科にてレントゲン検査を行い異常は見当たらなかった。

抗炎症剤と痛み止めを処方してもらったが、なかなか痛みがひかないため、インターネットにて当鍼灸院のホームページを見て来院される。


通勤は毎日5000歩から6000歩、歩行しており変わらない日常のため原因はよく分からない。

歩行時に足を突いて踏み込んだ時に右アキレス腱内側から腓腹筋にかけて痛みがある。

また、片足立ちをして重心をかけて、つま先立ちすると痛みがある。

座位にて、安静時、足関節背屈底屈では痛みない。足底腱の圧迫による痛みもない。熱感なし。


◎鍼灸治療

検査からおそらく足底腱や関節の滑液包炎でもない。足部に荷重が加わりアキレス腱が引き延ばされ収縮が加わることで痛みが出ている。

聞くと以前に肉離れの経験があり痛みな感じがよく似ているとのこと。

おそらく何らかの原因で筋腱が引き伸ばされ、筋筋膜に炎症を起こしたのだろうと想定できる。

触診にて下腿内側の患部を触ると、内果後方から上にかけて若干の凹凸があり腫脹部と凹んで力が無いところがある。


中医学に於いて、痛みの原因は主に不通即痛(通らざれば即ち痛みを生じる)というものと、不栄即痛(栄養出来なければ即ち痛む)と主に2種の理論がある。


西洋医学的に見れば、アキレス腱炎という一言で終わってしまうかもしれないが、中医学的にみれば、アキレス腱部を通る経絡の渋滞を意味しており、上手く気血津液などの生理物質の流れが悪いために起きている状態である。

つまり、流れが良くなり筋に栄養が行き渡れば痛みも軽くなるということである。

また、場所的には、足少陰腎経の経絡であり、腎気の衰えや腎陰不足も考慮しながら治療する。


先ずは触診にて局所の腫瘤部は、瀉法。力なく凹み部分は補法にて鍼の操作を行い、直後に痛みの確認をする。外に出て20M程歩いて頂き確認すると痛みは殆ど感じなくなった。

更にベッド伏臥位にて、

腎兪、右(委中、承山、三陰交、太渓)などのツボを選択して、パルスで20分置針する。

治療後は、足は軽くなり少し針の違和感が残るが痛みは軽減して不通に歩ける様になった。


この患者様は、週に一回治療で同様の治療を3回してほぼ痛みは無くなり、治療を終了した。

痛みの治療は早い段階で治療すると回復も早いことが多い。患者様には自分でも養生できる様にテーピングなども教えて、自身でやっていただく様にした。

慢性的な痛みは、ストレスになるため、早い段階で回復してよかった、



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