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内斜視・複視の鍼灸治療

  • 執筆者の写真: shirouchi
    shirouchi
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

59歳女性


5年ほど前より夕方運転時に信号が二重に見える事で異常に気がつき、症状は進行して3年前に眼科で内斜視と言われてプリズム眼鏡を使用している。この半年で更に症状は進行して、とても見えずらい状況が続いている。

家庭画報記事を見て当院ホームページから鍼灸治療を希望して来院された。


◎中医学的診察

舌辺尖紅苔少 脈弦尺部沈 


問診

右内斜視のため通常左目で物を見てしまい右目が内側に寄ってしまう。一度目を合わすことが苦手でストレスに感じる。

日常的に眩しさを感じる。夜の明かりは見えやすいが、家の中の光は眩しく感じる。

ものが二重に見える複視もあるが病院で検査しても原因不明。ある程度離れると二重に見えてくる。

20年以上パソコンを見る仕事をしていた。

首肩凝り、眼球も動かしづらく目の周りの凝りと圧迫感が特に辛い。

現在は、週末にご両親の介護で電車で3時間かけて行って精神的な疲れもある。

睡眠8時間 夜間尿あり 

身体の寒熱は特になし

月経/53歳閉経 周期30日 期間3〜4日

  量少 色普通 塊なし 生理痛なし

  出産問題なし


弁証 肝血虚 肝腎不足

治法 補血養肝 滋補肝腎 

全身治療に合わせて、局所の治療を行う。


経穴

百会、太陽、新明、攅竹、魚腰、眼底、合谷、足三里、血海、太渓、太衝、光明

風池、上天柱、大椎、肝兪、膈兪、脾兪、腎兪

など


1回治療後、まず夜間尿が無くなった。

首肩の辛さも楽になったが、3日くらいで戻ってきた。目の方も見やすくなっておでこを圧迫する辛さは楽になってきている。


その後週2回ペースで治療して、3回目くらいで眼精疲労もなく大分目の辛さは抜けてきた。

夜間尿も改善されている。

脈も落ち着いてきており変化している。

本人の感覚でも眼球が今までは動かなく固定されている感じだったが、動く様になった。

実際に、目の前のペンで眼球の動きの検査をすると、右目の方は、初めの時は動かず黒目が内側に寄っていたが、左右に黒目がついてくる様になっている。右目の目の外転動作はまだ弱いが初めの頃に比べたら大分動くようになった。

現在、複視の症状だけ残っており治療中である。

鍼灸治療は、眼科疾患の領域も一定の効果があります。お困りの方は是非鍼灸を試してみてください。






 
 
 

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