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  • 執筆者の写真shirouchi

水頭症による眼の異常が改善

更新日:4月26日

20代 女性

4月1日頃、右目外側が灰色のフィルターを付けたかの様に見えて、異常に気が付き直ぐに病院へ受診。脳MRI検査にて後頭窩腫瘤水頭症と診断。


現在は、目の症状以外に歩行障害や眩暈、認知症状、頻尿など症状は出ていないが、某大学病院からは脳の腫瘍から、すぐに手術をした方が良いと勧められた。ご本人は、なるべく手術はしたくない為、他の治療方法を検討しており、ホームページにて当院を見つけ4月17日に来院された。問診にて、手術の必要性は説明のうえで、本人希望のため鍼灸治療をする。


中医学的診察

舌質淡紅、苔やや薄 脈沈弱

中医学において、骨・髄は腎精より産生され滋養されている。また、腎という臓は水を主るため、腎主水と言われている。

現在の病因である脳の髄膜腫による滞りで脳脊髄液が流れず、脳に水が溜まっている。

腎気を高め脳脊髄液の推動作用を強め、脳に溜まった水を吸収し流すことができれば、症状にも変化が起こる可能性はある。

また2月より生理も止まっており、これも腎と関係がある。主な治療は、腎、督脈、頭部に絞り治療する。

4月17日 1回目の治療で、目の見え方が8割灰色がかって見えたのが2割となり見えやすくなった。

4月22日の2回目治療直後は、完全に灰色がかったスクリーンが無くなった。

1日経って、様子を伺うと、見え方が著しく良くなっているという。本人の感覚では、後頭部に水が流れる様な感覚があるという。彼女は、手術という選択肢も残しながら、静脈点滴という治療法と合わせて鍼灸を継続予定である。







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