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4年続いた過酸性胃炎が3回治療で逆流症状は止まった

執筆者の写真: shirouchishirouchi

更新日:2024年4月20日

32歳 男性

幼少期よりアメリカに在住、大学研究員として今年の3月に来日する。

4年前から続く過酸性胃炎により3月22日、近医内科にかかるが薬で症状が収まらず、

昨年アメリカにいた頃に鍼灸で良くなった経験があるため、ホームページで調べて、3月29日に当院に来院する。


初診

緊張が強く、手の平と足の裏は汗をかいている。食後胃酸が上がってくる症状とゲップ、特に夜寝る前に胃酸が上がってきて眠れない。

常に胸が苦しい。時々、食後に腹が張る。おならも多い。便は軟便。過酸性胃炎以降不眠が続く。


中医学的診察

強いストレスが原因である。

肝の疏泄の失調により、肝鬱気滞になり消化器まで影響を及ぼした肝胃不和証である。また、肝血不足により心血に影響して心神が乱れ不眠症状がでている。舌質淡紅苔薄白力なし、脈滑有力

四神総、百会、印堂、膻中、中脘、天枢、関元、足三里、上巨虚、太衝、湧泉などのツボをとり治療。


治療1回目で効果あり、胃酸症状が軽減する。

治療回数を重なるたび、徐々に、治療効果は現れて3回の治療で、日中と寝る前の胃酸があがる症状も改善されて、同時に軟便も普通の便になった。しかし、まだ不眠が残っているため、継続治療中である。彼の場合は、緊張強く交感神経優位のため、手足汗が強い。睡眠が落ち着いて眠れる様になれば心神も落ち着いて、手足汗も改善するだろう。



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