
睡眠時無呼吸症候群に鍼灸が有効!
- shirouchi
- 6月22日
- 読了時間: 2分
50代女性
コロナワクチン後遺症にて、5月24日から週3回治療している患者様です。
後遺症にて様々な症状や疾患を患っていますが現在、化学物質過敏症と併せて睡眠時無呼吸症候群があり、睡眠外来にてCPAP療法(持続陽圧呼吸療法)を行っている。
睡眠時無呼吸になると、機械が感知して自動的に空気を送り込み、その情報は病院へ送られており、先日睡眠外来へ行った際に、先生より2週間前から数値が劇的に変わっているので、いったい何があったのか聞かれた。
2週間前までは、睡眠時無呼吸が60〜70回だったのが、最近2週間は平均して6回か7回と10分の1ほどの数値になっていて驚かれている。
ほぼ正常値の範囲内にあるという。
丁度、当院で鍼灸を始めた頃にタイミングもあっており、先生も鍼灸が、こんなに効くとは思ってもみなかった様子で、鍼灸是非続けてくださいと話してくださったとの事。
中医学には、異病同治、同病異治という言葉がある。異なる病でも同じ治療法で良くなる事もあり、また、同じ病であっても違った治療法で治すという事もある。
今回は、現在の身体の状態や症状から優先する治療を見い出し治療する事で、他の病にも有効に働いた一例である。
中医鍼灸においては、身体の状態を四診合参して判断し、治療方針を決め治療する事は基本となっている。(弁証論治)
◎四診
望診(視診・舌診)
聞診(臭い、声で診察)
問診(問いて診断)
切診(脈診・触診)
西洋医学では血液検査や画像診断、病理検査など化学的検査による診断で、病気に対して必要な治療を行う。
それに対して中医学では、西洋医学の診断名に対しての鍼灸治療法は特に存在しない。
なぜなら、同じ病気でも身体の状態や症状は個人差があり、それぞれに違うからだ。
病気に対しての病理により、基本的な治療の方向性などはあるが、それが全てではなく、四診合参し弁証論治にて必要な治療を行う事が、中医鍼灸の真髄であると考えている。
この患者様は、多彩な症状に悩まされており、一つでもお身体の状態が改善していくことは
本当に望ましく嬉しい事だ。
大変な症状が多彩で長年辛い思いをしている。今後も早く改善できるよう最善を尽くし根気良く治療していこうと思う。
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