今日は、春の薬膳茶のご紹介です。
ご興味ある方はぜひ作ってみてください。
春の気候の特徴は、気温も温かくなり草木も芽生え伸びやかに上に外に伸びていきます。
陽気昇発にて、陽気は上に昇り人体の新陳代謝も盛んになり始める頃です。
また、肝主春といい、春は肝気が盛んになり始める頃です。
中医学において肝臓は、気の動きや感情を調節しています。特に血圧が高い方は春になると
※① 肝陽上亢 になりやすく、怒りっぽくなり目眩や頭痛、耳鳴りなど起こりやすい時期とされています。
※①肝陽上亢となると、人体上部の顔や頭に熱を持ち赤ら顔になり、怒りやすい、目は疲れ、頭痛、目眩、動悸、不眠など様々な症状を起こします。
この様な状況にならない様に予防も含めて、
※②平肝潜陽という施茶方針となります。
上昇した肝の気を平らにする事を平肝といい、上昇した肝気を抑えて、陰の中に潜めて安定させる事を潜陽といいます。
また、怒ると気の流れが鬱滞して気が滞ってしまうため、気の流れを良くする茶剤も含めます。
◉茶材
菊花 2g
枸杞子 2g
決明子 1.5g
桑の葉 1g
陳皮 2g
茶材は、そのまま急須ポットでも大丈夫ですが、茶材を分量測りお茶パックに入れます。500mlポットにパックを入れて熱湯を注いで蓋して3分ほど蒸らします。
茶材から成分がでてきて色が変わってきます。
ガラスポットだと成分がゆらゆらでてくるのが見えますよ。
熱いうちに、カップに誘いで美味しく召し上がってください。
薬膳茶は、冷めると渋みが出るため、熱いうちに美味しく召し上がってください!
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